受講時の年齢は35歳でした。
年齢的に高齢出産組に入るので、子供を産むと夫婦で決めたころです。
在宅でも仕事が続けられる可能性が高いと思い、プログラミングスクールのWinスクールに通うことにしました。
受講前のプログラミング経験
それ以前は、プログラミング経験は全くなく、ともかく語学が苦手という意識があったので、打ち込んでいく英語を基にした言語には辟易していました。
(それは英語への苦手意識が消えるとともに自然となくなりました。)
Winスクールについて
私が受講したのはWinスクールです。
当時、マイクロソフトと契約を結んでいて、アドビのソフトも学割で購入できる、ということ、そして卒業後は斡旋してくれるというお話だったので、心を決めました。
Winスクールの選んだコース
受講料は64万近くしたと思います。
・PHP
・Javascript
・HTML/CSS
など、Webで仕事するならこれだけわかってればというWebデザインコースを選びました。
カリキュラム
実際に受け始めると、マニュアルが決まっていて、そのマニュアル通りに自分で作っていく。
分からなくなったら講師に聞くというスタイルで何冊か終わらせるという形でした。
でも果たして、こんなことで、身についたとは思えなくて、何度も講師に質問したり、不安を訴えたりしました。
そして契約当初に、すごいスキルをみせてくれて、ここまでできるようになるよ、と後押ししてくれた営業主流の講師は、契約後違う校舎に行ってしまい、残った方からは、通り一遍の技術しか学べなかったのも話が違うとおもいました。
社員さんの会社の待遇が悪いのか、当時はやめてしまう講師が多く、とにかく講師の質が安定していなかったです。
でも講師の社員さんは良い人で通学を選んで電車で通っていたのですが、妊娠していたのでお腹の子供の状態が悪くて体調を崩す時やものを食べないと倒れてしまうときも、一応決まりはあるものの、体調におけるそういう融通はとても親切にしていただきました。
とくに若い講師さんは、心配事なども聞いてくれて、思いやりがありました。
Winスクールの就職サポート
期待していた就職サポートは、ほとんどなかったです。
この件に関して、一番自分を打ちのめした言葉が、「このコースを終えたからってぶっちゃけ全員つかえませんよ。」と、違う校舎に行った時に、ベテラン講師から直接言われたこと。
「でも契約の時に、かならず就職できるって・・応援してもらえるって言われたんですけど、そこまで教えていただけるということで契約したんですが」といったら、「契約時には色々言います。でも、同じプログラマーとしてかんがえてくださいよ。もし、あなたが育ったら、講師のライバルを作ることになるんですよ。自分より優れたひとと仕事取り合いたくないじゃないですか。
だから、通り一遍のことを当たり障りなく教える、これがプログラミング学校の実態ですよ。」と言われて、目の前が真っ暗になりました。
訴えようかと思ったけど、新生児抱えて、体もきつかったので、世の中こんなものなのだ、と泣く泣く、黙りました。
ある意味で、この講師は正直だったのかもしれません。
正直だったから、本音で語ってくれたのかもしれないと思います。
そして、当時はCS6シリーズを購入しておけばつぎの代のアドビのソフトも、アップデートできるとか、CS6があれば、ずっと使えるというお話だったのですが、今はもう時間の問題。
ずっとつかえるわけではなかった。
サポートが終わってしまうとのことで、ないよりは良いですが、お得感も半減です。
まとめ
やっぱりITというのは、簡単に技術革新で風向きが変わり、それまでの主流が転落することもよく起こります。
ずっとそのまま保証という世界ではないです、常に勉強し続けなくてはならない世界というか。
ある意味で、一番大変な業界だと思うのです。
通って後悔はしていませんが、仕事になるまでにするには、もうひとステップが必要だということを痛感しています。
これから通う方にとって、通って良かった点は、独学でここまでやるには、猛烈な根性とメンタルと時間が必要だったと思います。
そこはお金で解決させてもらったと。
だからスクールで学んだことを生かすか殺すかは、教えてもらったことをベースにしてどれだけ作れるか、その後の自分の努力次第なのだと今は思っています。
(でもちょっと高すぎかな・・。)